2025.12.24
“自ら考え、挑戦することを楽しみながら
周囲を巻き込んで成果を生み出す人財”
私たちはそんな仲間と働きたいと思っています!
#新卒採用 #パーパス
セブン・カードサービスは2023年7月にセブン銀行グループの一員として新たな一歩を踏み出し、当社単独での採用活動を始めてから3期目を迎えました。そんな中、当社は「新しいうれしいを見つけ、暮らしの中に笑顔をひろげる。」というパーパスに共感し同じ未来へと歩んでくれる仲間探しに取組んでいます。当社の新卒採用チームから、人事総務部 人財開発グループの伊藤さんと岩島さんに話を聞きました。
仕事体験で自身の強み・弱みを理解し、
社会人としての一歩を踏み出してほしい
新卒採用においての基本的な考えについて教えてください。
岩島:現在、セブン・カードサービスでは、「新しいうれしいを見つけ、暮らしの中に笑顔をひろげる。」というパーパスのもと事業を展開しています。今や決済サービスは、あって当たり前のサービスですが、当社のパーパスは、その「当たり前」の先にある「新しい」「うれしい」といったプラスαの価値を考え、お客さまの満足や笑顔をさらに広げていきたいという思いで策定されたものです。
当社では、業務を行う上で社員全員がその考えを持って行動していますし、これから入社される方にもその思いに共感してほしいと思っているため、会社を紹介する際は必ずパーパスをお伝えするようにしています。
採用イベントの一環として実施している仕事体験では、実業務に沿ったかたちで「お客さまにとっての当たり前に、プラスαの新しさって何だろう?どんな時にうれしいと感じるだろう?」という視点で学生の皆さんにも考えてもらいます。
仕事体験では、どのようなことが得られるのでしょうか。
また、新卒採用チームとして意識していることがあれば教えてください。
岩島:仕事体験は、電子マネーやクレジットカードに関する企画をグループで考える内容となっています。学生の皆さんには、グループごとにいろいろな視点から企画を考えていただいていますが、グループワークそのものからも得られる気づきや学べることが多いと考えており、ここで気づいた「何か」を持ち帰ってもらえるよう意識しています。
例えば、「グループ内での自分の役割を全うする」という点だけでも、リーダーシップを取ってガンガン議論を進めていきたいのか、周りへの気配りをしながら全員で足並みを揃えて進めていきたいなのかなど、その方の特性や得意/不得意が見えてくることがあります。そういった第三者からの視点をフィードバックすることで、学生の皆さんには自己分析や自己理解のきっかけを作れたらと思っています。
当社の業務は、グループやチームで一つのことを成し遂げることがほとんどであるため、そういう意味でも学生の皆さんが仕事体験を通じて、当社に入社した際の働き方について少しでもイメージを持っていただきたいと思います。採用イベントという位置付け上、学生の皆さんは、緊張していたり、頑張らなくてはいけないと意識されることが多いかと思いますが、そこは私たち採用担当も理解していますので、学生の気持ちに寄り添いながらメンターとしてしっかりフォローを行っています。
仕事体験では皆さんがメンターとして参加されているのですね。
その他、皆さんが感じられていることはありますか。
岩島:各グループ4〜5名(多いときは6名くらい)に一人のメンターがサポートに入ります。企画を考える上でのアドバイスはもちろん、仕事体験終盤には、個別にフィードバックを行っています。学生の皆さん自身の振り返りの内容や気づきを踏まえた上でGoodとMoreをしっかり伝え、皆さんにとっての「新しい」「うれしい」のヒントとなるような丁寧なフィードバックを心掛けています。
伊藤:グループワークを見ていて私が気づいたのは、人の話をよく聞いている人は自分の意見もきちんと言えるということです。相手の話をよく聞き正面から真剣に受け止めている人は、自分もまた受け止めてもらえるよう明確なメッセージを発信することができます。その姿勢はとても素晴らしいと感じます。
また、企画に関しては、学生の皆さんが考えて提案する新しい視点にとても驚かされています。精度の高い企画を提案したり、学生ならではのキャッチーな企画タイトルが出てきたり。運営側でありながら、メンターである私自身も毎回とてもワクワクしています。
参加した学生はどんな反応でしたか?
岩島:ありがたいことに、先ほどもお話ししたフィードバックについて、「ここまで自分に向き合ってもらいアドバイスしてくれることが本当にありがたい」という声をいただくことが多いです。
当社に入社するかどうかは別として、この仕事体験を通じて参加してくれた学生の皆さんが、ご自身の強みや弱みを理解し、素晴らしい社会人として未来を歩んでほしいという願いのもと運営していますので、そういった声を聞くたびに、私たちの思いがしっかりと伝わっていると感じます。
伊藤:私からは企画についてのコメントを紹介させてください。メンターは、必要に応じて企画の考え方についてアドバイスをすることがありますが、「そういう視点が必要なんですね」「自分たちにはなかった視点です!」という言葉をもらうことがあります。
企画を考える上で重要な観点として、「お客様視点」「企業視点」「実現可能性」の3点をお伝えしているので、仕事として企画を考えるということを、仕事体験を通じて感じてもらいたいと思います。
多様性による相乗効果で、新しい「何か」が生まれる
求める人財について教えてください。
伊藤:「自ら考え、挑戦することを楽しみながら、周囲を巻き込んで成果を生み出す人財」これを求める人財としてお伝えしています。具体的には「変革力」「共感力」「主体性」を持った人財です。変革力は生活の変化、環境の変化、社会の変化などあらゆる変化に柔軟に対応できる力。共感力はチームや仲間の意見を尊重し、寄り添い、さらなる高みを目指す力。主体性は、変革力と共感力で得た考えをかたちにするために、自分ごととしてとらえ行動する力です。
岩島:この三つをすべて持ち合わせていればベストではあるのですが、いずれか一つは自信があるけど他の二つは課題があるな…と思っている方にも、臆することなく是非来ていただきたいと思っています。皆が同質である必要はなく、Aが得意な人、Bが得意な人、多様性があるからこその相乗効果で、新しいものが生まれてくるのだと期待しています。
採用基準のようなものはあるのでしょうか。
岩島:セブン・カードサービスとして単独で採用活動を始めたのが2025年度卒からになります。それまでは当時の親会社での一括採用を行っていたため、単独での採用を始めるにあたり、「何から始めればいいだろう、どういう人が合うのだろう…」といったゼロからのスタートでした。新卒採用チームであれこれと悩んだ末、今いる社員の後輩を採用するのであれば、彼らの仲間となりうる方を採用しようという結論に達しました。
面接での視点は段階により少し異なりますが、経験の大小に関わらず、自分が意識してきたこと・そこから学んだこと・その時の思いを自身の言葉で語ることができるか、ということを軸に見ています。
伊藤:選考の終盤では、当社に入社したらこんなことをやってみたいという思いの強さを伺っています。世の中には、知名度が高い会社、事業規模の大きい会社など、いろいろな会社があります。仕事体験などを通じて当社をよく知っていただき、この会社で自分の力を発揮してみたい!あのときの先輩と一緒に仕事したい!と感じる事ができたら、その気持ちをまっすぐに伝えてもらいたいと思います。
内定から入社するまでのフォロー体制を教えてください。
岩島:内定から入社までの間に、内定者プログラムを用意しています。9月までは同期や一緒に働く先輩社員を知る・親睦を深めてもらう目的で実施しています。10月1日には内定式があり、その後は研修を通じて社会人になる準備を始めます。
内定者プログラム全体を通して、入社前からのコミュニケーションや結束力を高めてもらうことを期待しています。
人も会社も環境に応じて育っていく
「新しい」「うれしい」を思い、共に成長していく
最後に、採用担当としての使命感や思いについてお聞かせください。
岩島:私は人と接することが好きで、当社への入社を検討されている皆さんへも常に真摯であり続けることを心掛けています。会社の良いところだけではなく課題も含めてきちんとお伝えし、私も先入観を持たずに学生の皆さんと向き合いたいと思っています。当社の価値観や方向性を知り、共感して入社を決めてもらえたなら、本当にうれしいですね。
私たち新卒採用チームは学生の皆さんにとって、初めて会うセブン・カードサービスの人間でありつつも、その後も多くのタッチポイントを持っているため、皆さんにとって身近な存在でありたいと考えています。ご縁があった暁には、皆さんが安心して社会人生活をスタートできるよう全力でサポートしたいと思っています!
伊藤:人が育つには、「人」「仕事」「環境」の三つが重要と考えています。一つ目の「人」ですが、生き生きと仕事をしている、楽しんでいる、そういう先輩が近くにいるだけで「こんな風に仕事をしてみたい」「いつか先輩を超えてみたい」という思いが広がるのではないかと思います。二つ目の「仕事」は、これから出会うすべての仕事が対象です。たとえ失敗しても、それがひとつの経験となって次のチャレンジにつながります。最初に任される仕事は小さな事かもしれませんが、それをやり遂げたときの達成感をバネに次のステップに進み、だんだん大きな仕事に挑戦し、自身の成長を実感できるようになります。三つ目は「環境」です。環境はその時どきで変わります。当社の将来はどんな姿になっているだろうと思いを馳せ、未来に向けて一歩ずつ進んでいただきたいと思っています。
セブン・カードサービスはまさに今、成長している途上です。会社も、人の成長とともに育っていきます。皆さんの成長と会社の成長が重なり、互いに良い影響を与え合えたら、とても素敵だなと思います。